Wi-Fi環境を強化してより快適にしたい。
そう思いWi-Fiルーターを探していたところ、気になる商品を発見しました。それが「TUF-AX3000」です。
「TUF-AX3000」は、2020年5月15日から販売が開始されている、ASUSのTUF Gamingシリーズ初となるWi-Fiルーターです。
最新のWi-Fi規格であるWiFi6(11ax)に対応し、ゲーム用有線LANポートも備えています。高性能ながら、価格は約2万円と比較的購入しやすいモデルとなっています。
本記事では、「TUF-AX3000」の性能についてや使ってみた感想、スピードテスト結果などを書いていきます。
TUF-AX3000のスペック・特徴
スペック
- 製品名 : TUF-AX3000
- Wi-Fi対応規格 : Wi-Fi 6 IEEE802.11ax/ac/n/a/g/b
- CPU : Broadcom 6750(1.5GHz、トリプルコア)
- 対応周波数 : 5GHz, 2.4GHz
- メモリー : 256MB フラッシュ / 512 RAM
- 最大転送速度 : IEEE802.11ax (最大2402Mbps – 5GHz), IEEE802.11ax (最大574Mbps – 2.4GHz), IEEE802.11ac (最大867Mbps), IEEE802.11n (最大300 Mbps), IEEE802.11a/g (最大54Mbps), IEEE802.11b (最大11Mbps)
- 搭載アンテナ : 外付け4本
- インターフェース : WAN×1, LAN×4, USB 3.1 Gen 1×1
- サイズ : 265 x 189 x 177 mm
- 質量 : 675g
特徴
- WiFi6(11ax)対応:最新のWi-Fi規格であるWiFi6(11ax)に対応し、5GHz帯で最大2402Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsの高速通信を実現しています。
- ゲーミングLANポート:ポート1がゲーミングLANポートにになっており、このポートを利用することでゲーミングパケットを優先的に処理することができ、快適にゲームをプレイすることができます。
- ゲームブースト(アダプティブQoS):ゲーム通信を優先して転送することができます。ネットワーク環境に応じたプリセットも用意されているので、手軽に利用できます。
- OPEN NAT:事前設定されたゲームプロファイルに応じてポートを開放して、ポートのアクセス制限による問題を解決することができます。
- AiProtection搭載:トレンドマイクロ社の技術を採用したセキュリティー機能で、家庭内LANを強力に保護してくれます<。/li>
- メッシュWi-Fiシステム機能「AiMesh」搭載:「AiMesh」は複数のWi-Fiルーターを組み合わせて、家全体にメッシュネットワークを構築できる機能です。
TUF-AX3000の外観レビュー
TUF-AX3000の外観を見ていきましょう。箱はこんな感じです。でかいです。
箱を開けると中はこんな感じ。
袋から出してみたらこんな感じ。本体はやはりでかい。そしてなんか強そうな見た目してます。
本体左に写っているのがLANケーブル(カテゴリ5e)、右に写っているのはあるのは電源アダプタです。電源アダプタはコンパクトで場所をとらないのでいい感じです。
TUF-AX3000と以前使っていたTP-LinkのWi-Fiルーター「Deco M3」を並べてみました。かなり大きさに違いがあります。
TUF-AX3000デカすぎ(笑)
4本のアンテナをたてるとこんな感じ。このごつい感じや派手めな色やロゴが入っているあたりがゲーミング製品っぽいですよね。個人的には嫌いじゃないです。
裏面はこんな感じ。ちょっと画像だと見にくいですが、左から電源アダプタの差込口、パワースイッチ、USB 3.1 Gen 1×1、LAN×4(ポート1がゲーミングポート)、WAN×1といった感じになっています。
TUF-AX3000でWi-Fiの通信速度がどれくらいでるか?iPhone、Androidスマホ、iPad Pro、PCでスピードテストをやってみた
iPhone 11 Pro 【WiFi6対応(11ax)】 |
iPhone X 【11ac対応】 |
OPPO Reno A 【11ac対応】 |
Surface Laptop 3 13.5inch 【WiFi6対応(11ax)】 |
iPad Pro 11inch(第1世代) 【11ac対応】 |
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ダウンロード | 朝:200Mbps 昼:240Mbps 晩:190Mbps |
朝:170Mbps 昼:210Mbps 晩:140Mbps |
朝:160Mbps 昼:190Mbps 晩:180Mbps |
朝:260Mbps 昼:200Mbps 晩:280Mbps |
朝:220Mbps 昼:250Mbps 晩:110Mbps |
アップロード | 朝:340Mbps 昼:470Mbps 晩:380Mbps |
朝:330Mbps 昼:230Mbps 晩:210Mbps |
朝:380Mbps 昼:340Mbps 晩:320Mbps |
朝:320Mbps 昼:360Mbps 晩:310Mbps |
朝:540Mbps 昼:530Mbps 晩:520Mbps |
上記の結果や記事には掲載していない計測も含めると、ダウンロードは200Mbps前後、アップロードは400Mbps前後の数字がよく出る印象です。
以前使用していたTP-Link「Deco M3 (2パックユニット)」と比較するとダウンロードは100Mbpsぐらい、アップロードは350mbpsぐらい速くなっており、Wi-Fiルーターを「TUF-AX3000」に変えたことで、Wi-Fiの通信速度はしっかりと向上しました。
Wi-FiルーターをTUF-AX3000に変えたのは無駄ではなかった
WiFi6対応端末はWiFi6未対応端末と比較すると、少し速い数字が出ることが多いかなというぐらいでした。私の環境では、WiFi6対応端末と未対応端末でそれほど大きな数字の違いはでないという結果になりました。
iPhone 11 Proにフォーカスして、通信速度を計測した記事は下記。
WiFi6(11ax)対応ゲーミングWi-FiルーターTUF-AX3000のレビューまとめ
本記事ではTUF-AX3000を紹介しました。
TUF-AX3000は、最新のWi-Fi規格であるWiFi6(11ax)に対応し、ゲーム用有線LANポートやOPEN NAT機能などを備えるゲーミングWi-Fiルーターです。高性能ながら、価格は約2万円と比較的購入しやすいモデルです。
TUF-AX3000を実際に使ってみて、Wi-Fiの通信速度がしっかりと向上したので、購入して非常によかったと思っています。
これからWiFi6対応の端末も増えてくると思うので、それに備えておきたい方やゲームをする際の通信環境を強化したい方には、非常におすすめのWi-Fiルーターなので、気になった方はぜひ使ってみてください。
ちなみになんですが、Amazon限定でWiFi6(11ax)対応Wi-Fiルーター「RT-AX3000」が販売されています。こちらのRT-AX3000はTUF-AX3000のゲーミング機能を削ぎ落とした製品になっています。ゲーミング機能がいらいないという方であればRT-AX3000が少し安いのでおすすめです。